摩耗が心配な場所へのアスファルト舗装は?
  交通量が多い場所へのアスファルト舗装は?
  橋や高架橋ではどんなアスファルト舗装をするのか?
  騒音を少なくしたい場所でのアスファルト舗装は?

   流動が心配な場所でのアスファルト舗装は?
  トンネル内でのアスファルト舗装は?



摩耗が心配な場所へのアスファルト舗装は?

 アスファルト舗装の摩耗の原因は、冬期時におけるタイヤチェーン等によって発生します。
 そのため、積雪寒冷地域でのAS舗装の使用混合物は、耐摩耗性に優れた積雪寒冷地
用混合物を使用していますが、今度は、夏期になると交通量によって流動の問題が発生する
ことがあります。 
 最近では耐摩耗・耐流動性の両面を配慮して、一般地域混合物を使用してアスファルト量を
多めに設定したり、改質アスファルトを使用したり、特殊混合物を使用することが多いようです。


超重交通量へのアスファルト舗装は?

 港湾のヤードや空港のエプロン、工場の荷物積み場等で大型のフォ−クリフトなど等が走行する箇所は、耐流動性だけではなく、コンテナ等が路面に置かれるため耐荷力にも優れたAS舗装が必要となります。
 このような場所には、コンクリ−ト舗装、半たわみ性舗装が望ましいのですが、コスト面から難しいようです。  
 コスト面から見ますと、アスファルト混合物が望ましいことになります。


橋や高架橋ではどんなアスファルト舗装をするのか?

 橋面、高架舗装は、水密性・たわみ性、車両走行位置が一定しやすいための耐流動性、耐摩耗性、また耐久性という様々な特長を持った混合物が要求されます。 
 一般的に、表層には改質アスファルトを使用した密粒度アスコン、密粒度ギャップアスコン、基層には粗粒度アスコン(コンクリ−ト床版)、グ−スアスファルト混合物(鋼床版)が使用されています


騒音を少なくしたい場所でのアスファルト舗装は?

 環境問題が注目されるなか、特に騒音に関する問題は深刻です。
 このような中で道路にも低騒音舗装といわれるものが開発されています。

 排水性舗装〜本来は、路面に水を溜めず水を排水する機能のために開発された舗装ですが、それ以外の効果として、多くの水を通す空隙が、走行する車両のタイヤと路面との間 で発生するポンピング音やエンジン音を吸収し、周囲への騒音を低減する舗装の効果も出ています。

 ルビット舗装〜ゴム粒子入りアスファルト舗装で、スウェーデンで開発された舗装であります。
凍結抑制が主な目的ですが、それ以外の効果としてすべり抵抗性の向上、ひび割れ発生の抑制、そして騒音の低減効果も期待されています。

砕石マトリックスアスファルト舗装〜従来のアスファルト混合物に比べて、耐流動性、耐摩耗性の向上、高い水密性、高耐久性等と非常に多くの特性が期待されており、それと同時に、騒音の低減効果も期待されているアスファルト混合物です。


流動が心配な場所でのアスファルト舗装は?

アスファルト舗装の流動の原因は、混合物の移動によるものです。
このような現象を流動わだち掘れと呼び、温暖地、重交通路線、交差点流入部、登坂車線等によく発生します。わだち掘れは、基層混合物にも発生するので、切削オ−バ−レイ工法を採用する場合は事前にわだち掘れがどこまで影響しているかを調査して、切削深さを決める必要があります。
 耐流動対策には粒度、骨材最大粒径、アスファルト、あるいはそれらの組み合わせで対応していますが、場所、交通条件等によって異なりますので、一般的には改質II型アスファルトを使用した密粒度アスコン(20)、大粒径アスコン(30)、半たわみ性舗装等が使用されています。


トンネル内での舗装は?

道路照明を必要とするトンネルには、照明効果および舗装の耐久性から明色性のあるセメントコンクリ−ト舗装、半たわみ性舗装が採用されています。
 ここでは、明色効果のあるアスファルト混合物を対象とします。明色効果を得るためには、白色骨材(天然骨材、人工骨材とがあります)、脱色バインダ(改質II型対応もあります)、白色顔料を単独、あるいは併用して使用しています。